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皮膚炎の被害が急増中
プロポリスはまた、「認知症(痴呆症)を改善する」「便秘や肌荒れに効く」「食欲減退、不眠に効く」などと宣伝されているが、そのような効果は確認されていない。
試験管のなかや動物実験では、抗酸化や抗炎症、発がんの抑制といった3つのはたらきが認められているが、ヒトでは効果はまったく見られなかったからだ。
今後、プロポリスの薬理作用が徐々に明らかにされるだろう。
だが、それはあくまでも「薬」としての効果であることを忘れてはならない。
漠然と「身体にいい」という理由で高額なサプリを摂取する意味はない。
それより心配なのは、プロポリスの副作用だ。
1996年からプロポリスは、化粧品、歯磨き剤、軟膏、ローション、水薬などにも使われるようになったが、プロポリスの摂取によって接触性皮膚炎が発生することが報告されている。
接触性皮膚炎とはいわゆる「かぶれ」のことで、外から皮膚に付着したものが原因で起こり、「接触アレルギー」ともいう。
このアレルギーは、だれにでも起こるわけではないが、プロポリスの成分に過敏性の人に起こるから要注意。
接触性皮膚炎は長い間、蜂蜜を生産する業者の職業病として知られてきたが、プロポリスを含んだ「バイオ化粧品」の使用で、この被害にあう人が増えているのだ。
また、虫さされ、手や顔の湿疹に対してプロポリスを内服したり、原液を手や顔に塗布したところ、湿疹が悪化し、腫れて目が開けられなくなった例がある。
プロポリスを含んだトローチ剤で口やのどに炎症が起きた例も報告されている。
過敏性の人に接触性皮膚炎が起こることは避けられない。
このことをプロポリス販売業者に相談すると、これを「好転反応」と意味不明のことをいわれることがある。
この言葉を真に受けてプロポリスの服用を継続すれば、アレルギーがますます悪化してしまうだろう。
これはプロポリスばかりでなく、すべてのサプリにいえることだが、アレルギーや副作用が発生したら、ただちに服用をやめるべきなのである。
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