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血糖値の安定とコレステロール値低下
微量ミネラルであるクロムを摂取するためにも、ビール酵母が最善の方法のひとつ。
クロムは「ブドウ糖耐性因子」というタンパク質の一部となって、インスリンが血糖値をコントロールするのを助けている。
スプーン2杯分のビール酵母で1日に必要な120マイクログラムのクロムを補給できる。
脳と身体を動かす燃料は血液中のブドウ糖であるから、心身の健康は血糖値の安定が第1の条件となる。
その血糖値が不安定になるのは、糖尿病と低血糖症が発症したときであるが、これらの病気の症状の改善にも、ビール酵母が役立つ。
しかも、糖尿病にかかりやすい家系や糖代謝に問題のある人々には、糖尿病と低血糖症の予防効果も期待されている。
アメリカの著名な臨床栄養学者パトリック・クイン博士も、著書『ヒーリング・ニュートリエント・ウイズイン』のなかで、大人の糖尿病患者6人を被験者にビール酵母のサプリを摂取してもらったところ、血糖値は安定し、インスリンレベルが低下したと述べている。
ビール酵母がブドウ糖の代謝を助ける理由がもうひとつある。
糖類の燃焼に大事なはたらきをするのがα−リポ酸。
肝臓や腸内細菌がこのα−リポ酸をつくるというのだが、この際にビール酵母が腸内細菌の助太刀をするのである。
ビール酵母にはコレステロール値を減らす効果もある。
ニューヨーク州立大学のクリント・エルウッド教授は、スプーン2杯分のビール酵母を8週間摂取した患者のコレステロール値が大幅に下がったと報告した。
ビール酵母の摂取によるコレステロール値の低下率は平均10パーセントだが、被験者によってはさらに大きく低下した。
300だったコレステロール値が250以下にまで低下した人もいた。
コレステロール値が高い人ほどビール酵母の効果がハッキリあらわれる、というわけだ。
ビール酵母は、甲状腺機能の低下した患者にも効果がある。
この患者は代謝が遅くなっているから、ビタミンB群の豊富なビール酵母の摂取によって酸化反応のスピードが上がるためである。
甲状腺機能の低下症の研究で著名なブローダ・バーンズ博士は、かつて甲状腺製剤だけを利用して治療効果を上げていたが、後にビール酵母も併用してさらに治療効果を高めた。-----
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