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活性型のメチオニン
サミー
主成分:S-アデノシルメチオニン
○効能:抗うつ効果、炎症を抑える、肝機能を高める
×副作用:大きな副作用はない
抗うつ薬と併用しない
「肝機能を高める」「関節の痛みを抑える」「うつを改善する」などがうたわれ、アメリカや日本で人気抜群のサプリが「サミー」だ。
抗うつ系サプリの分野では、前述した「セントジョーンズワート」とともにベストセラーになっている。
「サミー」とは商品名で、正式にはS-アデノシルメチオニンという物質だが、省略してこう呼ばれている。
必須アミノ酸のひとつであるメチオニンは、気分を高める効果があるため、「自然の抗うつ薬」として知られている。
その役割は、生体にイオウとメチル基という炭素1個の単位を持ち込むこと。
細胞内でタンパク質がつくられる際の最初のアミノ酸でもある。
メチオニンが生体にメチル基を与えることによって、アドレナリン(怒りのホルモン)、メラトニン(睡眠物質)、コリン(記憶物質)などの伝達物質や、カルニチン(筋肉にエネルギーを供給する物質)、エルゴステロール(性ホルモン)、クレアチン(瞬発力を高める物質)などの重要物質がつくられている。
メチオニンは、地球上で最初にできた有機物質とも考えられている。
生命の起源を探る原始地球環境をシミュレートした実験において、メタン、窒素、酸素、水、硫化水素、メルカプトールの混合物に火花放電をするとメチオニンができたことも、この考えを支持する。
地球上での人類の「先住民」である細菌は、アスパラギン酸からメチオニンを独力で合成する能力を備えているが、進化に進化を重ねたヒトでは、残念ながら、これができない。
わたしたちが腸内に飼っている細菌が少しはつくってくれるのだが、その量ではあまりに不十分だ。
メチオニンを食事から摂取せざるを得ない。
必須アミノ酸なのである。
メチル基を生体物質に与えることがいかに大事かは述べたが、この点に関して、サミーの能力はメチオニンより格段に高い。
サミーはいわば、「活性型メチオニン」なのである。
「サミー」とは、いかにも薬を連想させる名前だが、じつは生体内にも存在する天然の物質である。
ビタミンB12と葉酸の協力のもとで、メチオニンとATP(アデノシン三3リン酸)がドッキングしてつくられる。
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