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腹痛や皮膚炎などのアレルギーも
イチョウ葉エキスはヒトでの治験でも有効性が確認されている。
しかも、ヨーロッパでは医薬品として利用されているのだが、注意しなければいけない点が2つほどある。
第1点は、ヨーロッパにはイチョウ葉エキスの品質が「医薬品レベル」のものと「食品レベル」の2種類が存在し、しかも、治験に採用されているのは、すべて医薬品レベルのものであること。
日本の市場に出回っているイチョウ葉エキスは医薬品ではないから、国産のイチョウ菓エキスで同じだけの効果があるとは言い切れない。
第2点は、副作用として皮膚炎や腹痛などのアレルギーを起こす商品も出回っていることである。
純子(38歳)は、集中力と記憶力を高めようと、イチョウ葉エキスの摂取をはじめた。
摂取を開始して1週間がすぎたころ、皮膚がただれて痺くなり、おなかも痛くなった。
これはよく見かけるイチョウ葉エキスの副作用である。
案の定、摂取を中正すると、不快な症状はすっかり消え去った。
イチョウ葉エキスの副作用の代表は、皮膚炎や腹痛である。
原因は、イチョウ葉エキスに含まれる「ギンコール酸」というアレルギー物質である。
商品化されるに当たって、この物質は取り除かねばならないのだが、不徹底なままだと、人によってはアレルギー症状が起こるのである。
アレルギーへの対策は?
2002年11月、日本の国民生活センターが「イチョウ葉エキス」として販売されている国産品20銘柄を調査したところ、12銘柄で「ギンコール酸」が見つかったと発表した。
ドイツでは「イチョウ葉エキス」は、脳の血液循環の改善やアルツハイマー病の予防に利用される医薬品であるため、エキス中の「ギンコール酸」の濃度が5ppm以下に抑えるよう、成分の規格基準が定められている。
だが、わが国では「イチョウ葉エキス」は食品の取り扱いであるサプリメントだから、成分の規格基準がない。
このため、12銘柄にはギンコール酸が含まれていたし、含まれているという表示すらなかったのだ。
では、消費者はどう対処すればいいのか。
ギンコール酸が取り除かれていることが明示されていなければ、含まれているとみなし、購入も摂取もしないことである。
ギンコール酸が取り除かれていると明示されているイチョウ葉エキスだけを利用すればよいのである。
また、たとえギンコール酸が含まれていても、アレルギーが発生するかどうかはその人の体質によるため、気にせず服用し、アレルギーが発生したら、ただちに服用をやめるのも現実的だろう。
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