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赤ちゃんの発育に欠かせない
妊婦が葉酸を摂取すると、新生児の神経管欠損症を予防できることも明らかになった。
これは最近の分子栄養学の大きな成果である。
神経管欠損症は重篤な先天性奇形で、誕生の際に脳がまったくない無脳症や脊椎の一部が左右に割れている二分脊椎症などが知られる。
胎児の脳や脊髄の形成に深くかかわる葉酸が不十分だと、神経系に重篤な障害が残ってしまうのだ。
神経管欠損症は予防すべき障害だが、その発症は排卵後22〜28日という妊娠のかなり初期の段階である。
当然のことながら、妊娠がわかってから葉酸を補給したのでは間に合わない。
適齢期の女性はふだんから枝豆、ホウレンソウ、春菊などを食べて葉酸を十分に摂取しておくべきなのだ。
イギリスの調査では、妊娠直前から初期にかけて妊婦が1日0.4ミリグラムの葉酸を摂取することで、これらの疾患の発生率が7分の1に減少できたと報告されている。
日本の厚生労働省も2000年12月、「女性は赤ちゃんが産める年齢になったら、葉酸を十分摂りましょう」と発表した。
一連の研究結果から、葉酸が神経系の発達に多大な影響を及ぼしていることがわかる。
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