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含有量が多いのは白茶、緑茶
カテキン
主成分:カテキン
○効能:心臓病予防
×副作用:吐き気、下痢
抗血液凝固薬と併用しない
「がんを予防し、心臓病を抑える」「ダイエット効果がある」などといった評判で、ァメリカでも日本でも大人気なのが、緑茶や紅茶、そしてこれらの成分のサプリだ。
緑茶、ウーロン茶、紅茶にある程度の健康効果が知られているとはいえ、がんや心臓病予防効果まではと思ってしまうが、真相はどうなのか。
そもそもお茶は、「カメリア・シネシス」と呼ばれる植物の葉(茶葉)を湯で浸則した飲料のことだ。
水以外で世界でもっとも多く消費されている飲み物である。
ハーブの浸出液も「○○茶」「ハーブティ」などと呼ばれることがあるが、ここではカメリア・シネシスからの飲み物に限定して論じる。
世界には白茶、緑茶、ウーロン茶(青茶)、紅茶、黒茶など、さまざまなお茶があるが、どれもカメリア・シネシスであり、その葉を摘んだ後の加工のしかたが異なるだけなのだ。
白茶は摘んだ茶葉をそのまま乾燥したもので、いわば日干しのお茶。
摘んだ茶菓をただちに熱処理し、鮮やかな緑色を保ったものが緑茶。
ウーロン茶は茶葉を天日で干して葉の緑を発酵させ、熟し、揉んで乾燥したもの。
ウーロン茶をさらに長く発酵させると紅茶になる。
そして、緑茶を麹菌で発酵させたのが黒茶だ。
これらの茶にはカフェインやフルオリド(フッ素化合物)など、多くの生物活性のある物質が含まれているが、茶の成分で健康に効果のありそうな物質として世界の科学者が特別な興味を抱いているのは「フラボノイド」と総称される物質群である。
すべての茶はカメリア・シネシスの菓からの抽出物であり、加工のしかたによって異なる種類の茶になることは述べた。
新鮮な茶菓にはフラボノイドの一種「カテキン」と、これとは別の箇所にポリフェノール酸化酵素が含まれている。
摘まれた茶を揉むと、茶菓の組織が破壊される。
このときにはじめてポリフェノール酸化酵素がカテキンに作用する。
そしてカテキンが2個つながったテアフラビンや、いくつもつながったテアルビギンができる。
この過程を茶製造業者は「発酵」と呼んでいる。
酵素によるポリフェノールの発酵が進めば進むほど、カテキンが減少していく。
だから酵素のはたらきを止めるために、茶を加熱するのである。
まったく発酵していないものが白茶や緑茶だ。
半分ほど発酵させたものが、ウーロン茶。
ウーロン茶よりさらに発酵が進んだのが、紅茶。
すっかり発酵させたのが黒茶。
カテキンの含有量の多い順番に並べるとつぎのようになる。
白茶や緑茶>ウーロン茶>紅茶>黒茶
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