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特定保健用食品の用途別有効成分一覧
特定保健用食品として認められたものの保健効果(効用)には、次のようなものがあります。
具体的に見てみましょう。
お腹の調子を整える食品
お腹の調子を整える働きをする成分として、乳酸菌頬、オリコ糖類、食物繊維類があげられます。
「乳酸菌を含む食品」に使われている乳酸菌には、Lアシドフィルス菌やヤクルト菌(Lカゼイ・シロタ株)などの善玉菌があります。
これらの乳酸菌頬が、病原菌の侵入を防いで体を守り、腸内の腐敗を抑えます。
また、コレステロール値の上昇を抑えたり、腸を刺激して排便を促し、発ガン性物質を排泄したりする働きもあります。
その結果、免疫力が高まるというわけです。
「オリコ糖類を含む食品」には、大豆オリコ糖やキシロオリコ糖などが使われています。
前述の善玉菌の栄養源となるのが、これらオリゴ糖です。
オリゴ糖をとることで、腸内の善玉菌がより活発に活動できる環境を整えることができます。
「食物繊維類を含む食品」は、有害物質を体外に出すのに活躍します。
過剰にとりすぎた糖分やコレステロール、ナトリウムなどの物質や、呼吸や食品から体内にとり込まれた有害物質は腸に運ばれます。
食物繊維は水分を吸収して大きく膨らみ、余分なものを吸着して、大便として排泄させます。
ちなみに18〜29歳の男性が1日に必要な食物繊維の目標量は20g(「日本人の食事摂取基準2005年版」より)です。
ところが実際に食べているのは12.4g(平成14年国民栄養調査)と、必要量の半分程度であるのが現状です。
血圧が高めの人のための食品
ある特定の酵素の働きを止めることで、血液を下げる作用があるペプチドや、副交感神経を刺激して血管を広げて血圧を下げる杜仲葉配糖体といった成分が含まれています。
コレステロールが高めの人のための食品
血液中のコレステロールの濃度が高くなると、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの危険性があります。
そこで、腸のなかでコレステロールや胆汁酸を吸着して血液中への吸収を阻害したり、排泄を促進させる成分を配合し、血中コレステロールの上昇を抑えるものです。
血糖値が気になる人の食品
誰でも食後は血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)が上昇しますが、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンによってブドウ糖が細胞内に取り込まれると、血糖値は正常値に戻ります。
ところが、インスリンの量が不足していたり、うまく機能しなかったりすると、食後の血糖値は異常に上がり、なかなか下がりません。
この状態が続くと糖尿病になる心配があります。
難消化性デキストリンという成分は、ブドウ糖の小腸からの吸収スピードをゆるやかにし、血糖値の急激な上昇を抑えます。
ミネラルの吸収を助ける食品
必要なのはわずかな量ですが、私たちの体にとって必要不可欠なのがカルシウムや鉄分などのミネラルです。
ミネラルはもともと、体内で吸収されにくいうえ、食物繊維を多くとると吸収が阻害されています。
カルシウムやマグネシウムは、量だけでなく摂取するバランスも重要です。
食後の血中の中性脂肪を抑える食品
現代人の食生活は油をとりすぎています。
余分な油は脂肪細胞に蓄積され、肥満につながります。
ジアルシルグリセロールという、体に脂肪がつきにくい油が発見され、特別保健用食品には、その成分を80%以上含む食用油が認定されています。
虫歯の原因になりにくい食品
虫歯菌は砂糖などを栄養源として口のなかで増殖し、虫歯をつくります。
そこで、パラチノースやマルチトールなどの虫歯菌の栄養源にならない甘味料を使用して、口のなかを虫歯になりにくい環境に整えます。
歯の健康維持に役立つ食品
キシリトールやCPP−ACPといった成分が、健康な歯の脱灰化や再石灰化を促進し、歯を強くします。
ふだん何気なく噛んでいるガムのなかにも、この働きが認められているものがあります。
体脂肪がつきにくい食品
ジアシルグリセロールが食後の血中中性脂肪の上昇を抑え、脂肪をつきにくくします。
食用油のほか、緑茶やウーロン茶などの清涼飲料水もこの体脂肪がつきにくい食品として認められています。
骨の健康が気になる人の食品
カルシウムを骨にする骨タンパク質や、骨の健康を守る大豆イソフラボンが豊富に含まれる食品です。
食卓になじみの深い納豆製品のほか、飲料水でも多くのものが認められています。
「血圧が高め」とか「この頃なんとなく元気が出ない」のように、病院へ行くほどではないが気になる場合は、まずは特定保健用食品を使って様子を見るという方法もあります。
とはいえ、これらの保健機能食品は健康な状態を維持・向上させるためのものであって、病気の治療・回復に用いられるものではありません。
体調の変化が異体的な症状として出ている場合は、医師の診察を受けることが必要です。
特定保健用食品の用途有効成分
| 特定保健用食品で認められた表示内容 | 保健上の働きに関与する成分 |
| (1)お腹の調子を整える食品 | フラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、ラクチュロース、ポリテキストロース、難消化性デキストリン、グァーガム、サイリウム種皮由来の食物繊維、ビフィズス菌など |
| (2)血圧が高めの人のための食品 | ラクトトリペプチド、カゼインドデカペプチド、杜仲葉配糖体、サーデンペプチド |
| (3)コレステロールが高めの人のための食品 | 大豆タンパク質、キトサン、低分子化アルギン酸ナトリウム、植物ステロール |
| (4)血糖値が気になる人の食品 | 難消化性デキストリン、小麦アルブミン、グァバ葉ポリフェノール、L−アラビノース |
| (5)ミネラルの吸収を助ける食品 | CCM(クエン酸リンゴ酸カルシウム)、CCP(カゼインホスホペプチド)、ヘム鉄、プラクトオリコ糖 |
| (6)食後の血中の中性脂肪を抑える食品 | ジアシルグリセロール、グロビンタンパク分解物 |
| (7)虫歯の原因になりにくい食品 | パラチノース、マルチトール、キシリトール、エリスリトール、茶ポリフェノール |
| (8)歯の健康維持に役立つ食品 | キシリトール、還元パラチノース、第2リン酸カルシウム、フクロノリ抽出物、CPP−ACP(カゼインホスホペプチド・非結晶リン酸カルシウム複合体) |
| (9)体脂肪がつきにくい食品 | ジアシルグリセロール |
| (10)骨の健康が気になる人の食品 | ビタミンK、大豆イソフラボン |
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